「他人を許せない」という感情

「他人を許せない」という感情

「人を許せない」という感情がどのように生まれるのか、その発露の仕組みを脳科学の観点から解き明かすといった内容の著書があります。
(「人はなぜ他人を許せないのか」中野信子先生著書)

「なぜ私は、私の脳は、許せないと思ってしまうのか」を知ることにより、自分や自分と異なる他者を理解し、心穏やかに生きるヒントを探っていく…といった内容です。

誰もが陥りかねない「他人を許せない状態」
婚活している中で、「許せない」とまでは言わないけれど…、
他人の過ちを指摘したくなり、言動にイライラを募らせるなど、同じような経験をしたことありませんか。
ここでは脳の仕組みではなく、そうならないためにはどうすればいいのか「許す」についてお伝えしていきます。

◆ポイント
・自分や人を客観的に見ることが必要
・まずは自分を知ることが大事
・自分にも他人にも一貫性を求めないこと

交際中に「もっと気遣いの言葉を掛けて欲しかった」「私ならあんな言い方はしない」などなど。
自分の物差しで相手をはかると、当然ズレが生じてしまいます。
人それぞれ物差しが違っているのはごく自然なこと。
交際相手に気持ちを分かってもらえない時、「分かってくれない⇒悪い⇒何なの!(怒)」となりませんか。
ほんの限られた時間に、何か嫌な態度や発言があったとしても、その人の「全て」ではありません。
「その人の一面に過ぎない」と理解するだけで受け取り方が変わってきます。
「こうあるべき…」など、べき思考に陥ることなく、自分の延長線上に他人を置かないことを意識して向き合っていきましょう。

◆許すことは自分のため
許せない思いを抱えていると、楽しい、嬉しいという感情に気づきにくくなったり、人との繋がりを避けてしまったりと心が重くなる一方です。
自分の心と体の健やかさを取り戻すためにも、人を許すことはとても大事になります。
相手の状況に思いを巡らすことができたら、「余裕がなかったのかもしれない」「あなたも大変なんですね」と視点が変わるきっかけになるでしょう。
また、不満や怒りなどの感情は、相手に対して必要以上に反応していることも原因のひとつ。
「まあいいか」「そんな考えもあるね」とやり過ごすことが出来れば、心が軽くなり、今よりずっとラクになるのです。
物事の一部分だけを切り取って「良い」「悪い」とジャッジしないこと。
被害者意識をもったり、怒りや苛立ちを抱いたりするのは、自分自身が辛くなるだけで誰の得にもなりません。
思いきってネガティブな感情(許せない)とお別れして、もっと自由に楽しいことに心を使いたいですね。このコラムが新たな出会いの良いきっかけになりますように!


TOP 登録